カプセルサスペンション剤(CS)
カプセルサスペンション剤(Capsule suspension、CS)は、有効成分を高分子のカプセル被殻で包んで水に懸濁したものに、分散剤と湿潤剤を加えたものです。
カプセルサスペンション剤(CS)は世界で最も先進的な剤型タイプの1つであり、次世代につながる製剤技術です。カプセルサスペンション剤(CS)を噴霧器タンク内で水で希釈すると、自然に懸濁液を形成します(液滴のサイズ 0.1~20 μm)。希釈後のエマルションを噴霧すれば、有効成分を均一かつ正確に作物の表面に散布できます。これは効果的な病害虫コントロールの基本です。カプセルサスペンション剤(CS)を使うと農薬の放出を調節したり、時間をおいて開始させたりすることができ、毒性のある有効成分から保護する効果や、成分の劣化を防ぐ効果もあります。
カプセルサスペンション剤(CS)の8つのメリット
- 水ベースなので安全で、手軽に使える
- 有効成分の放出を調節したり、遅れて開始させられる
- 毒性を低減できる
- 有効成分が劣化しにくい
- 生物学的効果が高い
- 希釈後の懸濁液が均一になる
- 安全に取り扱える
- 溶剤は含有しないか、少量のみ
カプセルサスペンション剤(CS)の5つのデメリット
- 効果で危険なモノマーを使用する
- 有効成分は広い温度範囲で溶剤に溶ける必要がある
- 開発は複雑で、工程の変更の余地が少ない
- 有効成分とモノマーとの相性の問題が考えられる
- 有効成分を少量しか含有できない
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カプセルサスペンション剤(CS) の処方
懸濁液をカプセル化する方法を動画で説明しています。
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