生物農薬市場に特化したクローダ初の製品発売

農業がより持続可能な製品へとシフトする中、天然素材由来の生物農薬が信頼できる選択肢として広く検討されています。生物農薬の一種である農業用微生物を活用する際の課題は、微生物が生存するのに適切な環境を提供しつつ、製剤の安定性（保存中に分離や沈殿を起こさないなど）を維持する適切な処方を開発することです。

Atlox BS-50は、胞子形成微生物用のすぐに使える粉末状のデリバリー・システムです。使用方法がシンプルであるため、活性成分である微生物の添加のみで水和剤の最終製剤が完成し、開発時間を短縮することができます。Atlox BS-50の成分は、最高のパフォーマンスを提供するために、クローダの専門家によって注意深く最適化されており、一般的な微生物との適合性を確認するための生存性試験を受けています。

クローダ・クロップ・プロテクション・アンド・インコテック・シード・エンハンスメントのマネージング・ディレクターであるエリック・ヤン・バーテルス（Erik-Jan Bartels）は、次のように述べています：
「この新製品の発売を非常に楽しみにしています。私たちはすでに、慣行農薬と生物農薬の両方に使用されるデリバリー・システムのポートフォリオを持っていますが、Atlox BS-50は私たちにとって重要な戦略分野である生物農薬専用に開発した初めての製品です。 生物農薬市場は慣行農薬よりもはるかに速いスピードで成長しており、当社はこの機会を捉えるために市場に新たなイノベーションをもたらそうとしています。 この新製品は、農業の持続可能な未来の形成に貢献するクローダの革新的な農業技術ポートフォリオの一部です。